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ROやコスプレ造形やネタの日々徒然。


by unai-fsp
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店の片隅で起こったこと

最近、鍼治療を始めたら、
甘いものは食べちゃダメですよ☆とさらりと先生に言われ、現在生活の潤いが50%程枯れ果てております。
そろそろ禁断症状が出て、コンビニとかで買い物してたら突然お菓子の棚に突撃し、手当たり次第にチョコやらクッキーを貪り食い始めるんじゃないかと心配な今日この頃、お久しぶりな方もそうでない方もこんばんは。
かゆ・・・あま・・・

この間非常に驚くことがありました。
イ○ンで買い物してた時の事です。突然どこかの男性に声をかけられました。
知らない人だったんで「?」となりながら話を聞くと、なんでも知り合いと間違えたとの事。
そうか間違えたのか、なら納得だ。と思いつつ買い物を続けようとすると、何故かその場から立ち去ろうとしないその人。その上
「年、幾つですか?」
・・・・・・は?
アラヤダなにこの人は会話続行しようとしてるの?知り合いじゃなかったっしょ?もう用ないっしょ?
あれ、これは実はもしかしてひょっとするとまさかまさか
ナ ン パ
とかいうやつですか!?

ああ、船乗ったり山登ったりして遭難する事ね、ハイハイ。
・・・・・・いやその難破じゃなくて!待てときに落ち着け自分、相手がいくら異性だからといってナンパとは限らないじゃないか。単に宗教の勧誘とか、罰ゲームで知らない人に話しかけなきゃいけないとか、異性というより異星人的なものを感じて好奇心が芽生えて話しかけてきたとかそんなんかもしれないじゃないか。
とりあえず会話を続けて、相手が何を意図しているのか引き出すんだ!
という脳内指令が出ましたので、「なに初対面の人間に年齢とか聞いてんだこの野郎ォォオー!!」と、もし私にスタンドがついていたらたこ殴りにしてやりてぇなあとちょっぴり思いつつも、小心者ゆえ普通に受け答えをしました。
そうしたらですね、
「今彼氏とかいる?」
うあああー!なんかそれっぽい質問きたー!
自分の心中での現在のオッズ
●宗教1.25倍 ●罰ゲーム3倍 ●異星人2倍 ●ナンパ5倍
よ、よし、ここはひとまずナンパと仮定しよう。過去の経験からどうやって切り抜けるか考えよう。過去の経験・・・・・・過去の・・・・・・経験・・・・・・
んなもんないわー!!
自慢じゃありませんが、ほんっとに街なんかで声をかけられた事がありません。いやうんほんとに自慢になんてできん。キャッチみたいなものでさえほとんど無視されます。別にそんなの声かけられても正直面倒臭いし、何もない方が楽なのは間違いありません。
しかし、前を歩いていた子が声かけられて、私には何も反応なく、また後ろを歩いていた子が声かけられて、あれ、私スルー?!スルーなん?!回転寿司で言ったらしなびたかっぱ巻きなん?!となったり、一人だとさっぱりなのに友人と一緒に歩くと声かけられる回数が全然違って、あれ、私つけ合わせなん?!添え物なん?!刺身とかでついてくるパセリなん?!となるような経験ばかりだと、何もなかったらそれはそれで女として色々思ったりする訳です。
あー、そういえば駅で人待ってたらナンパされた事がりました。・・・・・・夜でほとんど顔とか見えてなかったからなあ・・・・・・スカート履いてたからとりあえず声かけてみたんだろうなあ・・・・・・
あれ、目の前が霞んでモニターがうまく見えないよ、なんでだろう

とりあえず過去の経験は役に立ちません。その場の機転でなんとかするしかないのです。
正直どんな理由で声をかけてきたのであっても、あまり信用する事はできそうにありません。
そもそも相手の人にとっても、ストッキング売り場の前で防臭効果付きのにするかそうじゃないのにするかで、10分ほど悩みまくっている女はどうかと思うのです。
しかも、このイオ○はよく「普通の服には絶対使わないような合皮」やら「瞬間接着剤各種と1リットル缶入りの家具用接着剤」やら「タミヤカラーやカラースプレー缶大量」を買い込む為に来てるので、普段はそんなもんを買い物カゴから覘かせている女なんて、声かけても後々後悔するだけだと思うのです。そんな訳で、ここはひとつ穏便に別れたいところ。
となれば話は簡単、相手に取り付く島を与えなければ良いわけで、

問「彼氏いる?」
答「いるよー(物凄く嬉しそうに)」

問「よく会ったりするの?」
答「休みの日は全部かな☆あと毎日メールしてるよ(はぁと)」

問「浮気とかしたくなったりしない?」
答「全っ然ないねー!今すごく大事にしてもらってるから(^o^)」

自分自身のキモさに全身鳥肌立てつつも、こんな調子でしばらく話をしていたら、
「じゃあ、引き止めちゃってごめんねー」
と立ち去る相手の人。
よし、完璧、完璧だ・・・・・・!
慣れない状況から開放されたお陰で、一気に緊張が解け脱力する私。
それにしてもあの人は、なんでこんな所でナンパなんてしたんだろう?とふと周りを見渡します。
・・・・・・ああ、ここおばちゃんしかいねえもんなぁ、とりあえずおばちゃん以外ならなんでも良かったんだろうなあ・・・・・・
そして、さっき自分自身が喋った「彼氏がいてラブラブな私」について思い出す。
・・・・・・一片の真実もなく嘘だもんなぁ、現実とは全く違うもんなぁ・・・・・・

その帰りの車の中で、確かに私には泣く資格があったと思います。
夕日  ガ 目ニ  沁   ミ テ 痛カッ    タ        ヨ
by unai-fsp | 2006-04-07 03:08 | ネタ文